ボウタイ(蝶ネクタイ)はフォーマルな装いの重要なアイテムである
ボウタイは「蝶ネクタイ」とも呼ばれ、フォーマル・アイテムのひとつです。ボウタイの起源は、ローマ兵が首に巻いた布だといわれています。その後、クロアチアの兵士が首に巻いた「クラバット」がルイ14世の時代に宮廷で大流行しました。クラバットはネクタイの原型でもあります。1850年代、クラバットの結び目だけを独立させたボウタイが誕生しました。ボウタイはその大きさや形により、バタフライ、セミバタフライ(モダンバタフライ)、バットウィング、ポインテッドなどのタイプがあります。欧米では古くより、会計士や教授など知的職業の人々に愛されてきました。今でも海外の公式なパーティーでは、定番のアイテムです。一般的には男性向けとされてきたファッションですが、最近では女性用に小さなものも作られています。ボウタイは結び方が難しいのが難点ですが、ユニフォーム用はゴムバンド式やクリップオン式で簡単に着脱ができます。